movie☆book☆lunch

映画『レスラー』 映画『サガン』





ちょっと気になっていた映画を、2本観ました。1本は、ミッキー・ローク主演の『レスラー』。
プロレスファンではないけれど、思わず人気プロレスラー三沢光晴さんの急逝を重ねて観てしまいました。ミッキー・ローク自身の波乱万丈な人生と、主人公ランディの生き様とがリンクして、魂の叫びのように、内から迸る凄みがひしひしと伝わってきました。つくづく、ミッキーっていい役者になったなぁ(次の作品観てみたい)って、そう思う。
もう1本の映画は、女流作家フランソワーズ・サガンのドラマティックな人生を描いた『サガン―悲しみよ こんにちは―』。公開初日ということで、先着200名に、カンパニー・ド・プロバンスのエクストラ・デ・オリーブ石鹸(25g)のプレゼントがありました。(ラッキー!)
学生時代、好きで読んでいたサガンの作品ですが、彼女がどんな人生を送ったのかは、まったく知らず。
全てを手に入れ、自由奔放で、一見華やかな人生を送っていた彼女の根底にあったもの。いつも友人たちに囲まれて生きていたのは、寂しさゆえ。他人にはわからぬ孤独を抱え、いつも愛を求めていた彼女の悲哀は、自分自身にも繋がるところがあり...その最期はあまりにも寂しすぎて、胸が痛むほど辛いものに見えました。
異なる2本の映画ですが、自分が輝ける“生き場所”と終焉をむかえる“死に場所”について、本当の幸せについて、いろいろ考えさせられました。

村上春樹の『1Q84』
発売から売り切れ続出の話題作、村上春樹の『1Q84』を読みました。青豆と天吾という2人の物語が交互に描かれており、二巻するっと読めました。特にBOOK2は、結末が気になって、読む速度も加速していき。読み終えて、次きっと出版されるよね?と思ってしまいました。考えてみると、上下ではなく、BOOK1・2だし。4月-6月、7月-9月ってことは、10月-12月、1月-3月って展開されるのだろうって推測してしまう。
事前に内容を知らなかったのは、よかったかなと思います。あとで、背景にあるものがいろいろ見えてきて。
自分の倫理観を正しいと信じ行動してきた私が見落としていたこと~物事の視点には、それぞれの考え方感じ方があるのだということ~を思い出させてくれました。
読みながら、鳥のさえずりや風や...感覚が研ぎ澄まされていくような、心地よい世界に自分がいました。読み終えてからは、もしかして月が2つないかなとか、高速を走りながら、ここに非常階段がありはしないかとか...今まで考えもしなかった、そんなことを考えている自分がいます。

view『モード・ディ・ポンテペッキオ』01 『モード・ディ・ポンテペッキオ』02 『モード・ディ・ポンテペッキオ』03
以前、大阪梅田の阪急百貨店にあったイタリアン『メンサ・ポンテベッキオ』が、行きやすく&入りやすくて好きでした。閉店してからは、なんばパークスにある『スッド・ポンテベッキオ』に行ったりもしましたが、最近すっかりご無沙汰でした。
先週末、この3月にリニューアルした『モード・ディ・ポンテペッキオ』(明治安田生命大阪梅田ビル30階)でランチしました。4月に訪れた時は、運悪く貸切りでフラレてしまい、気になっていて。
30階(地上150メートル)にある、ガラス張りの開放的でモダンなレストランには、天井高6メートルのチャペルもあり、ウエディングを挙げることができます。ウェイティングルームや親族控室も用意されています。

『モード・ディ・ポンテペッキオ』04 『モード・ディ・ポンテペッキオ』05 『モード・ディ・ポンテペッキオ』06 『モード・ディ・ポンテペッキオ』07 『モード・ディ・ポンテペッキオ』08 『モード・ディ・ポンテペッキオ』09 『モード・ディ・ポンテペッキオ』10
私たちがいただいたのは、リーズナブルなランチ“Rapido”。
各2品ずつのパスタ、メインから1品ずつと、デザート、パン、カフェで2,100円という、お得なランチです。二人それぞれ違う種類をチョイスして、交換しながらいただきました。手打ちのパスタ、メインのお料理(特にお肉)は、この価格にしては量もそこそこあり、デザートをいただく頃には、すっかりおなか一杯に。パンも美味しいし。アレルギーや苦手なものがあれば、それも考慮してくれるのも嬉しい。今回は予約なしで入ることができましたが、貸切りの時もあるので、事前にTELで確認しておく方がいいと思います。
☆ポンテベッキオ http://www.ponte-vecchio.co.jp/

2009.06.23 17:46 | エンタテインメント | トラックバック(0) | コメント(0) |

吉村作治の新発見!エジプト展

吉村作治の新発見!エジプト展 01 吉村作治の新発見!エジプト展 02





島根県立美術館で開催されている、山陰放送開局55周年記念『吉村作治の新発見!エジプト展~ 国立カイロ博物館所蔵品と ~』を観てきました。
早稲田大学古代エジプト調査隊(吉村作治隊長)がエジプト・ダハシュール北遺跡で発見した未盗掘の木棺に加え、世界最高のエジプト美術品を有する国立カイロ博物館の所蔵品(約70点)を借り受け、「古代エジプトのミイラと死生観」をテーマに開催されている展覧会です。
今回展示されている木棺は、2007年に発掘された未盗掘のもので、その内3800年前の中王国時代のものは、夫婦(夫:セベクハト、妻:セネトイトエス)が同じ墓穴に一緒に埋葬されていたという、過去にほとんど出土例のない貴重なものです。 
また、3400年前の新王国時代のものと見られる「ウイアイ」の黒い人型棺は、杖が一緒に埋葬されており、相当の権力を持ったアメン神殿の職人長であったことを伺わせています。
同年7月には、親子が同じ墓穴に眠っていたケースとしては世界初の、3400年前の未盗掘ミイラも発見されました。父親は「チャイ」という人物で、ウイアイ同様、職人でしたが、特徴的なのは木棺内に花束があったということで、これはツタンカーメン王墓以外では唯一という、大変に貴重な出土例ということです。
会場内では、未盗掘木棺が発見された瞬間を撮影した映像も用意されており、臨場感を持って鑑賞するができます。(途中一休みできるのも嬉しい。)

テーマである「古代エジプトのミイラと死生観」ということでは、ミイラの作り方が手順を追って紹介されており、このあたりも個人的には興味深いものでした。
因みに、死後、ミイラとして保存措置がなされた王や被葬者は、現世での言業を審判にかけられ、真理のマアトの羽根と心臓とを天秤メカアトで量られたとのこと。現世での言業は全て記録されており、この審判で虚偽の告白をすると、直ちに心臓は怪獣アメミットに喰われ、魂は消滅してしまい、再生復活が出来ません。
神々の求める真理と秩序に従って生活をしたかが問われるあたり、今を生きる我々への教訓でもあり、戒めであると感じました。人としてまっとうに生きていけば、何時かきっと報われる(救われる)日が来ると。悪行を繰り返す人には、それなりの酬いが待っているだろうと。
そして、再生しても、夫婦は夫婦なのだということを聞き、これからも夫婦支えあって生きていこうとそんなことも思いました。

パピルス

余談ですが、展覧会場では“パピルス”画も販売されていました。
これは、以前エジプトのお土産にいただいて、部屋に飾っている我が家のパピルスです。いただいてからかなりの年数が経ちますが、描かれている絵は、今も色鮮やかで美しいままです。

エジプトに関する展示品を観るのは本当に久しぶり。随分前に、ニューヨークのメトロポリタン美術館で観て以来です。
メトロポリタン美術館は、大英博物館、エルミタージュ、ルーヴルと並ぶ世界4大ミュージアムの1つですが、印象的だったのは、サックラーウィング(Sackler Wing)に展示されている“デンドゥール神殿(The Temple of Dendur)”。ガラス張りの吹き抜けの大展示ホールを贅沢に使って、本物の遺跡が展示されていました。
デンドゥール神殿は、紀元前15年アスワン市の南80Kmのナイル川西岸に建造されていたもので、アスワンハイダム工事により水没の危機にあったヌビア遺跡を救う為にアメリカが行った援助に感謝して、エジプト政府より寄贈されたということです。

松江~エジプト~ニューヨーク... 心の旅を楽しみました。

☆山陰放送開局55周年記念『吉村作治の新発見!エジプト展~ 国立カイロ博物館所蔵品と ~』 島根県立美術館にて、2009年6月10日(水)~7月26日(日)まで開催

2009.06.12 12:43 | エンタテインメント | トラックバック(0) | コメント(1) |

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