心の散歩

ビーチには海の家が設置され、夏がもうそこまでやってきています。
今日は一瞬、日差しに、夏の太陽の力強さを感じました。
今年の梅雨明けは早くなりそう、そんな予感がしています。

最近、お天気になるとMTBに乗っています。駐車場も気にすることなく、渋滞もなく、気の向くまま。ふらっと立ち寄った懐かしい場所。いつのまにか見えなくなっていたもの。時代の移り変わりも感じながら。

映画『NO COUNTRY』パンフレット
心にエネルギーがなくなると、音楽や本や映画やetc...心の隙間を埋めてくれる(心を満たしてくれる)ものを欲します。
癒し系では全くないですが、ずっと観たいと思っていた映画 『ノーカントリー(NO COUNTRY FOR OLD MEN)』を観ました。
今年(第80回)のアカデミー賞で、最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀助演男優賞・最優秀脚色賞(4部門)を受賞した作品です。
アカデミー賞を受賞した作品だからということではなく、スペインの俳優ハビエル・バルデムが好きだから(注目している)というのが、この映画を観た一番の理由です。
自分の人生を大きく変えてしまった、ひとりの男の逃亡劇。
ハビエル・バルデム演ずる殺人マシーンのような殺し屋と、トミー・リー・ジョーンズ演ずる昔気質な保安官に追われ、舞台はテキサス(アメリカ)からメキシコへ。
少し前なら、アメリカの銃社会を描いた...と他人事のように観ていた映画が、今はもうそこにあるという現実。映画の中の殺人マシーンよりも、現実の世界の方が狂気に満ちているという事実。
正義を求めて悪と闘う保安官が味わう挫折感は、不条理な世の中に立ち向かって砕け散った経験がある人なら、きっと共感できるはず。

“人間ってのはね、奪われたものを取り戻そうとして、さらに失う。結局は出血を止めるしかない。”(映画より)
“ONE DISCOVERY CAN CHANGE YOUR LIFE. ONE MISTAKE CAN DESTROY IT.”(パンフレットより)

『悩む力』姜尚中
時を同じくして、姜尚中(カン サンジュン)さんの『悩む力』(集英社)を読みました。
社会ばかりでなく、自分を取り巻く環境においても、暗い出来事ばかりが起こっています。
希望を持てず暮らしている人(人生を模索している人)は、自分のみならず多いはず。
この本は、同じような苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、“悩み”を手放さず、真の強さを掴み取る生き方を提唱しています。
止めることのできない、激流のように進んでいく時代の変化に乗りながらも、流されず...悩む力を振り絞って、時代が差し出した問題に向き合うこと。(決して簡単なことではありませんが...。)
突き抜けるほど達観は当分できそうにありませんが、悩む力を持っているということが生きていることの証なのだと思ったら、とことん悩んでみるかなって。
不条理な世の中には迎合したくないという自分の信念(性分)は大事にしつつ、時に流れに身を任せ、時に“なんくるないさ”のポジティブシンキングで...思いっきり、悩んでみたいと思います。

2008.07.03 14:59 | BOOK | トラックバック(0) | コメント(0) |

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