ジョットとその遺産展

島根県立美術館(案内板) 『ジョットとその遺産展』01 『ジョットとその遺産展』02






「日本の夕日百選」にも選ばれた宍道湖畔に建つ“島根県立美術館”で、『ジョットとその遺産展-ジョットからルネサンス初めまでのフィレンツェ絵画-』(会期:2008.7.18~9.1)を鑑賞してきました。
水との調和をテーマにしたこの美術館は、美しい宍道湖の夕陽も見どころの一つで、その為、3月~9月は日没後30分まで開館しています。館内の案内板には、その日の日没時間と開館時間が掲示されています。(写真は昨日の時間)

この展覧会を観に行くきっかけとなったのが、“ルネサンス時空の旅人『聖なる都アッシジ物語』”いう日本テレビ製作のTV番組。女優の大竹しのぶさんが、聖なる都・アッシジをはじめ、フィレンツェ、パドヴァ、ローマと、美しい古都を訪れ、奇跡の天才画家ジョットの描いた絵画と彼の魂に触れていくというものです。

「西洋絵画の父」と言われ、後のルネサンス絵画の先駆者とされるジョットが、聖フランチェスコを深く敬愛していたということ。詩人ダンテやレオナルド・ダ・ヴィンチらが彼を称賛し、後世に多大なる影響を与えた偉大な画家&建築家であったといういうこと。
特に、フィレンツェで死刑判決を受け逃避行中であったダンテが、パドヴァに来てジョットに匿われていたことを初めて知り、感動を覚えました。
ダンテの「神曲」には、ジョットについて、有名な言葉が記されています。
「チマブエは絵画で勝利を博したと信じたが、今ではジョットが主導権をにぎり、前者の名声に影を投げかけている」 

日本で彼の作品を鑑賞できる機会はめったにありません。
13世紀~14世紀という700年も前の、稀少性の高い芸術に触れていると、日常のいざこざが、とてもちっぽけな出来事に感じられるから不思議です。
崇高な芸術は、心を「無」にしてくれるんですね。
ほぼ全点日本初公開のこの展覧会で、この夏、イタリア芸術の至宝に触れてみてはいかがですか。
宍道湖の水辺の風景は、厳しい暑さを、心なしか“涼やか”にしてくれる気がします。

2008.07.21 19:52 | エンタテインメント | トラックバック(0) | コメント(0) |

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